『今と昔が出会った美しい家』
もう誰も住んでいなかった古いコンクリートの家。
私たちの好きな "クラシカル" をコンセプトに
明治・大正の洋館のような雰囲気を持つ住まいへと
つくりかえました。
間取りに対しての希望は
・増築がしてあった部分をなくして駐車場にしたい
・洗濯機も置ける脱衣洗面室がほしい
・壁に向けてあったキッチンはリビングに向けたい
・絵を描くためのアトリエに洗い場がほしい
現代の家ではむしろ当たり前になっていることだけでした。
~ 希望したプランで過ごしてみて ~
自分たちの生活スタイルに合わせた動線
減築、さらに壁を引っ込めて駐車場を確保できました。
引っ込めた壁の上にできた出窓は、家の中も外も見えてお気に入りみたいです。
脱衣洗面室
コンパクトにおさまって良い雰囲気になりました。
キッチン
LDKが一直線になり、いい距離感になりました。テレビも見られて、話もできます。
アトリエの洗い場
すぐに水が使えるので作業しやすく、すごく便利です。
~ "クラシカル" になるように ~
弁柄色の壁
珪藻土の薄水色の壁/黄色のガラスの引戸
漆喰磨き仕上げの壁
元々あった紺色のタイル
色使いをこだわりました。
このコンクリートの家は壊せない壁が多く、
間口が広かったわけでもなく、
たくさんの制約がありました。
しかしその制約を逆手に取って、
元々この家が持っていた雰囲気を活かしながら
クラシカルな家をつくることができたと思います。
アンティークの家具や照明、3階のベランダなど
これから少しずつ変えていくのも楽しみです。
思い描いていた雰囲気でコンパクトに過ごせる
この家をすごく気に入っています。